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父親が親権を持ち子供たちの苗字はそのままで、かつ苗字の違う母親が現在の家に一緒に住むことは現実的でしょうか?

ご相談内容

当方41歳妻46歳。結婚17年目。子14歳、7歳。持ち家ローン残高2600万程度。

理由は性格の不一致、価値観の相違、子の教育方針の違いです。私自身は何年も前から離婚を意識していましたが、とある言い争いからお互い修復できない状態になりました。お互いに不貞の事実はありません。

当然親権は望みますが父親の場合難しい事は理解しています。

仮に離婚となった場合、子供たちが社会人になるまでは今の家で生活もらうのはいいのですが、親の都合で苗字が変わるのはいたたまれなく思います。

父親が親権を持ち子供たちの苗字はそのままで、かつ苗字の違う母親が現在の家に一緒に住むことは現実的でしょうか?

妻とは離婚をしたいのですが子供たちにはできる限り影響を与えたくありません。妻が親権を持つことでその影響が緩和されるのであれば応じます。どの方向を目指したらいいものか悩んでおります。慰謝料などの目安もご教授下さいます。

弁護士からの回答

 ご相談ありがとうございます。

 お子さんのことを考えると確かになかなか難しいところだと思います。

 ただ、親権者を相手方とした場合、最終的にお子さんの苗字をどのようにするかは、相手方が決めることができてしまいます。一般的には一緒に暮らす親権者と苗字が異なることはいろいろと不都合もありますので、やはり同じ苗字にすることが多くなってしまいます。なかなか難しいところですが、一緒に暮らす中で苗字が違う方が、お子さんにとっては影響があるとも考えられるところです。

 この点については、ご意見もふくめて率直にお伝えいただき、話し合いで決めていただくほかないかなとは思います。

 また、慰謝料とのことですが、不貞などの事情がなければ慰謝料としては発生しないかと。ただ、財産分与での精算は必要になるかと思います。

 どうぞよろしくお願いいたします。

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