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離婚した元妻との間の子どもと定期的に面会していましたけれども、『子どもがパパに会いたくないと言い出したので、面会できない』と言われてしまいました。本当のことなのか、嫌がらせの面会拒否なのかわかりません。子どもの真意を確かめる手段はあるのでしょうか?
そもそも、お子さんの真意やお子さんがどういった状態で暮らしているか、ということについては生活を共にしていない場合は非常に情報が少なく、わかりにくい状況であると思われます。そして本件では理由はどうであれ面会を断られているという状況に至っています。このような状況の場合、やはり面会に関する協議を申し入れるというのがまず初めに行うこととなるでしょう。ただ、面会を拒絶している以上、お互いの話し合いだけで解決するというのは非常に難しいかもしれません。
そこで、裁判所を使う手続きを考える必要があるでしょう。まず、面会に関する調停を申し立てるという方法が考えられます。この調停の中で、お子さんの真意や状況というものをどういうふうに探っていくことができるのでしょうか、というのが今回の質問になります。
調停では「試行的面会交流」という制度が行われています。
これはどういうものかといいますと、家庭裁判所の家裁調査官という専門家の方が、実際にお子さんの住んでいらっしゃる家に状況を見に行ったり、お子さんと話をしたり、他愛もない話の中でお子さんがお父さんやお母さんとの面会を望んでいるのかどうかというところを客観的専門的見地から調査をしていくという手続きです。
専門家の立場から客観的な判断を得られる可能性がある手続きであるということが言えると思います。
本問についてまとめますと、やはり子どもの真意や状態を探り、今後の面会の進め方を検討していく、しかも具体的に検討していくということになりますと、この試行的面会交流の実施を申立人の側から求めていくということも必要になってくるように思われます。
この試行的面会交流の実施の時期、タイミング等についてはいろいろな判断のあるところかもしれません。そのあたりも含めて、本件について弁護士のほうにご相談いただければ、われわれのほうでも色々なアドバイスをして差し上げることができるかと思います。
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